入院生活(その2)食事制限のお話

〇お食事の話

入院開始からしばらくして、絶食制限が解除になり

少しずつではありますが食事を食べれるようになりました。

最初は重湯や全粥(殆ど形のない状態)から始まり、おかずも食物繊維が少ないもので

脂質が少ないもの、という条件で作られた物のみ食べれるという状況でした。

 

おかずの味付けも薄く、なかなか食が進まない状態でしたが

お医者様と交渉し、一食に一粒の梅干しを食べても良いと許可を頂きお粥に混ぜて食べていました。元気な頃であれば、これだけ・・・と思っていた食事ですが、制限された状態に慣れると少しの変化(梅干しなど)でもとても嬉しいものでした。

 

どうしても、食事制限中でも『色々食べたい!』という欲求はかなりありましたが、私自身が我慢するために行っていたことは『金平糖など、少量で口の中でしばらく転がせて、かつ脂質のないもの』をどうしてもの時のみ食べて過ごしていました。(一日これだけ)という量は決めていました。決めずにダラダラ食べてしまうとそのまま箍が外れてしまいそうだと感じていたからです。実際に、少しだけ・・・と一度禁止されているものを食べたことがあり、その日のうちに症状が悪化したりといった事もあったため、気を付けるようにしましょう。

 

今、思う事はあの酷かった頃に頑張って我慢して、食事制限を行ったお陰でその食事に慣れることが出来たと思っています。どうしても食事に左右される病気にはなるので、日常生活を病気に合わせて変更していくことが安定した生活には必要かなと思っています。そのための一歩として、酷く辛い時に体に慣れさせておく。という事が良かったのかなと思います。

 

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